介護って?どうやって受けるの???

親や伴侶の老齢化に伴い、介護が必要になるときは突然やってきます。もちろんご自分の場合も当てはまります。

思いがけない入院がきっかけだったり、認知症の症状が発症したり・・・・・

もちろん突発的なことだけではなく予兆もありますが、専門的な認識をもって気を付けて観察していないと気付かない場合が多々あります。まだまだ元気だし・・・と願望も含めて・・・

 

その為ある程度の年齢に達したら介護が必要になった時の準備をしておく必要があります。

それはご自分だけで判断するのではなく、疑問に思ったらどこに相談するのか?どういう手続きが必要なのか?ということを知っておくだけでも的確な相談や手続きが行えます。

 

介護施設やサービスを利用するには介護保険の適用が必要です。

勿論、健康保険等同様に介護保険を支払っていて、被保険者である必要があります。

 

介護保険はその資格があっても健康保険の場合と違い病院を受診というような単純に使うことはできません。介護認定」が必要になります。

認定までの経緯は「認定までの流れ」(下記)をご確認いただくとして、介護が必要な度合いとして介護1~介護5までに分類されています。

入院がきっかけでということであれば、病院のソーシャルワーカーさんのお手伝いにより、行政手続きを進めることが可能です。

自宅で普通に暮らしている中で、介護が必要では???と思ったら、まず市町村の窓口から必要書類を入手し地域包括支援センター(下記参照)に相談します。

具体的な介護保険の手続きや利用するサービスの選定や申し込みについては担当するケアマネージャーさん(下記参照)が行ってくれます。

 

更に詳しい情報は埼玉県の下記ページをご参考ください‥‥

 さいたま介護ネット(外部リンク)

 市域包括支援センター(外部リンク)

 

 

 


「要介護・要支援認定」までの流れ。

【ステップ1:申請書をもらう】

申請書は市役所にある「高齢者福祉課」や「介護保険課」などの窓口や地区を担当する地域包括支援センターで配布しています。市役所のホームページからダウンロードが可能です。

 

【ステップ2:申請書類を準備する】

1.申請書に被保険者の住所や氏名、入院の有無などの情報を記入します。

2.介護保険被保険者証(65歳未満の方は、医療保険の被保険者証)の番号を記入します。

3.主治医がいる人は、その情報を記入します。いない人は市区町村指定の医師の診察を受けてから申請書に記入をしてください。この時、訪問調査についても記入します。

 

【ステップ3:申請書類を提出する】

書類ができたら、市区町村の介護保険課窓口、または地域包括支援センターに提出しましょう。

提出時には、ステップ2で作成した申請書類のほか、「介護保険被保険者証(65歳未満の方は、医療保険の被保険者証)」や申請される方の「印鑑」が必要です。

 

【ステップ4:訪問調査を受ける】

訪問調査員が自宅を訪問し、身体機能や認知機能などに関する聞き取り調査が行われます。

 

【ステップ5:認定通知書を受け取る】

申請をしてから原則30日以内に、要介護度が決定します。「認定通知書」と「被保険者証」が届きますので、区分や有効期限を確認しておきましょう。

※平成30年8月より利用負担区分が変更になり、世帯収入により1割~3割に区分されます。

 

認定を受けてから介護サービスを受けるまでの流れは、担当ケアマネージャーなどと相談して決めてゆきます。

 

 


地域包括支援センター

地域包括支援センターの主な設置主体は市町村等各自治体です。各地域のセンターには、保健師(若しくは経験豊富な看護師)や社会福祉士、主任ケアマネージャーが配置されていて、地域に暮らす人たちの介護予防や日々の暮らしを様々な側面からサポートすることを主な役割としています。

高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点として、介護だけでなく福祉、健康、医療など様々な分野から総合的に高齢者とその家族を支える機関。地域の窓口となっていますので、高齢者本人の方はもちろんのこと、家族や地域住民の悩みや相談を、地域包括支援センターが中心になって適切な機関と連携して解決してくれるのです。

 

備えとして、ご自分の自宅を担当する地域包括支援センターの連絡先を確認しておくことが必要です。

 

春日部市の例を見ると・・・・

第1地域包括支援センター(委託 社会福祉法人 春日部市社会福祉協議会)

 春日部市中央2-24-1(あしすと内)  048-754-3775 

第2地域包括支援センター(委託 社会福祉法人 清寿会)

 春日部市内牧2072(清寿園内) 048-753-2020

第3地域包括支援センター(委託 社会福祉法人 弘颯会)

 春日部市花積267-7(豊潤館内)048-753-1136

第4地域包括支援センター(委託 社会福祉法人 朋映会)

 春日部市上大増新田109-2(春日部勝彩園内) 048-738-5764

第5地域包括支援センター(委託 社会福祉法人 福一会)

 春日部市一ノ割948-1(フラワーヒル内) 048-734-7631

第6地域包括支援センター(委託 医療法人 光仁会)    

 春日部市大枝89武里団地3-23-101 048-738-0021 

第7地域包括支援センター(委託 医療法人財団 明理会)

 春日部市藤塚2622-2(春日部ロイヤルケアセンター内) 048-733-7771

第8地域包括支援センター(委託 社会福祉法人 平成会)

 春日部市米崎389(しょうぶ苑)048-746-5190 東武野田線南桜井駅下車徒歩15分

 

上記のように第8まで区分されています。

 


ケアマネージャー(介護支援専門員)とは?

介護や支援を必要とする人が介護保険制度を利用して自立した生活を送れるようサポートする仕事です。具体的には、ご利用者様やそのご家族がどんなサービスが必要なのかニーズを把握してケアプランを作成し、ご利用者様が適切なサービスを受けられるように自治体や各事業者に依頼します。

 

≪要介護認定に関する業務≫
・申請の代行
・認定調査の受託(市町村からの委託を受け、認定を受ける方のお宅へ訪問調査に伺います。)

≪介護支援サービスに関する業務≫
・課題分析(アセスメント)
・介護サービス計画(ケアプラン)の作成
・サービスの仲介や実施管理
・サービス提供状況の継続的な把握および評価 

≪給付管理に関する業務≫
・支給額限度額の確認と利用者負担額の計算
・サービス利用票、サービス提供票の作成
・給付管理票の作成と提出

 

■ケアマネジャー(ケアマネージャー)の主な職場一覧
≪居宅介護支援事業所≫
・社会福祉法人、医療法人、在宅介護支援センター、訪問看護ステーション、など

≪介護保険施設≫
・特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型医療施設など

 

お知り合いに専門職が居なくても、地域包括支援センターなどに相談した際ご紹介いただけます。

また、面倒な申請などのサポートもしていただけますので、早めに「一人で悩まずまず相談!」することが大切です。